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交渉で解決。相手方にも配慮して最大限の譲歩を引き出した事案。

相続の解決事例

ご依頼者様:50代 女性

ご相談内容

親の死亡で、相続人は2人の子。遺産額は約1億円の事案。

相手方の方が情報を全て握っており、ご依頼者様は言われるがままに遺産分割協議書に署名押印して良いか分からずに相談に来られた案件。

ご相談後

まずは遺産の範囲と評価額を調査する必要があると考え、全預金の取引履歴を取得した。すると、被相続人の死亡直前と直後に多額の引出しがあったことが判明した。

相手方の提案は、これら直前直後の引出しを相手方有利に解釈した提案だったので、きちんと遺産の範囲と額を定め、丁寧に交渉した。

相手方にも敬意を払い、当初は感情的だった相手方とも徐々に建設的な話ができるようになった。

その結果、双方が最低限折り合える内容で和解が出来た。

弁護士からのコメント

相手方に代理人が就いていない案件でした。

ただ、相手方も理性的な方だったため、激しい主張の応酬をしながらも、建設的な話し合いが出来ました。

相続や離婚などは、交通事故や賃貸借などよりも感情的な部分で解決が難しい部分があります。私は、ご依頼者様の利益は最大限守りつつ、相手方の主張にも耳を傾けて理解しようと心掛けております。

その為か、相手方に代理人が就かない相手方本人との交渉では、殆どの事案で訴訟や調停をせずに和解が成立しています。

相続では、両者が完全に納得できる結論はあり得ません。

しかし、双方がギリギリ納得できる合意点を見出すことが大切です。

そして、納得を得るには、単なる金額の問題だけでなく、当事者の気持ちの部分の納得が大切だと考えています。




ご依頼者の声(40代 男性 交通事故)

交通事故の相手保険窓口との話合いがなくなり、心身に疲弊すること無く終わりました。

物損や慰謝料、休業補償ともに想定外条件で交渉していただき助かりました。
最悪の事を常にお伝え頂き、そのことを念頭に交渉をお願いして良き条件で示談出来て
、本当に良かったです。
自分だけでは間違いなく、相手の保険会社から提示される条件で終わっていた思います。
先生に依頼して本当に良かったと思っております。
ありがとうございました。

相談した出来事
相手から追突されたため、交渉が自分自身でやらなくてはならず、相手との交渉でイライラしていたので加入していた弁護士特約を使えるか保険会社に確認いたしました。
特に問題無く使えるとのことで、弁護士さんを自分で探しました。代理店さんに知り合いの弁護士さんをと言われましたが、知り合いだと問題が起きても文句も言えなくなると思い、サイトなどで見て、交通事故などに詳しそうな方とお見受けして相談いたしました。

示談までの期間は通院の時期が長かったのでかかりましたが、特に問題無いと思います。
結果に関しても、物損、慰謝料に休業補償ともに通常より多い金額で示談出来たと思っております。

  • 相談分野:交通事故
  • 依頼内容:物件損害および人身損害の示談交渉
  • 解決方法:交渉
  • 解決時期:2018年07月